秋冬のメンズファッションにおいて欠かせないアイテム、レザーコート。なかでもカジュアル、ビジネスいずれのシーンでも使い勝手がよく、近年はとくにトレンドアイテムとしても注目を集めるのがチェスターコートです。
トレンドも質感も重視したいという大人のわがままを叶えつつ、しかも周囲との差別化がはかれる、本革レザーのチェスターコートのコーデや着こなし方についてご紹介します。
フォーマルな着こなし方
オペラ観劇やクラシックのコンサートなど、ドレスコードがあり、普段よりもちょっとかしこまった装いが求められるような場でも、チェスターコートは場違いな感じがしません。
本来、フォーマルな場でレザーを着用する機会は少ないものですが、チェスターコートなら話は別です。
スタンダードなシルエットが醸し出すクラシカルな雰囲気と、本革レザーコートならではの高級感がプラスされるので、とてもオススメなアイテムとなります。
またチェスターコートには帽子(ハット)とコーデするとしっくりくるという特徴があります。
帽子がお好きな方は、レザーコートと同じカラーの帽子をかぶるだけで洗練された着こなしになりますし、上品なコーデに仕上がります。
カジュアルな着こなし方
トレンドアイテムとして流行中のチェスターコートは、カジュアルシーンにも使えるのが大きな特徴です。
チェスターいうと、定番はウール素材ですが、ちょっとかっちりしすぎたイメージになるのが難点でしたが、レザー素材はカジュアルアイテムとの相性が良いため、合わせるアイテムを選びません。
レザーコートのインには白シャツや、タートルニットを合わせて。
首元からセーターやカットソーのクルーネックが見えているだけでもおしゃれに決まります。特に黒いコートには白いインナーというふうに、コントラストをつけるとコーデがぼやけず、締りのある印象になります。
ネクタイと合わせてパーティースタイルに
襟元がスーツと同じデザインになっているチェスターレザーコートは、シャツ×ネクタイとの相性も抜群です。
レザー素材なら、適度にカジュアルな雰囲気が加わるので、ちょっとくだけたパーティーなど、スーツではあまりにもきちんとし過ぎな感じがするシチュエーションで、ジャケット代わりに羽織るのもいいですね。
フロントは開けても閉めてもOKですが、シャツの裾はパンツの中にインするのが今っぽく着こなすコツ。またシャツの首元をゆるめで抜け感のある着こなしを楽しむのもおしゃれです。
デニムと合わせる
他のレザージャケット・コートがデニムと相性が良いように、チェスターレザーコートをデニムと合わせるのもオススメです。
最近では、きちんとした雰囲気よりも、エフォートレスな感じで着こなすのが流行しているので、カジュアルシーンならなおさらフロントを開けっ放しにしたり、袖口を捲り上げたりするのがカッコいいメンズコーデへの近道。
注意しておきたいのはデニムのカラーです。
本革の上質感に釣り合うデニムには、色落ちなどのダメージ感のあるものよりも、できるだけ生デニムに近い濃い目のカラーの方がしっくりくるはずです。
またブラックのチェスターコートを選ぶなら、ブラックデニム、ブラックのインナーでワントーンコーデに仕上げるのもいいですね。
スーツと合わせる
レザーというと通勤スタイルにはあまり馴染まないイメージがありますが、チェスターコートならしっくりきます。
もともとがトラッドなデザインなので、違和感なくスーツと馴染んでくれます。
ただチェスターコートの襟部分から、スーツの襟があまりに大きく顔を出してしまうとバランス悪く見えてしまいます。
一般的なツーボタンのジャケットならOKですが、襟元が狭い三つボタンやダブルのスーツが多いという方は、レザーコートを合わせた時にジャケットがどのくらい露出するか確かめておきましょう。
おわりに
ビジネス・カジュアルはもちろん、フォーマルまで使える、本革のチェスターレザーコート。カッコよく着こなすコツについてご紹介してきました。ほどよく、嫌味のないトレンド感を楽しめる便利アイテムです。ぜひお試しください。